田舎での仕事(働き方)

いま、地方で生きるということ(西村佳哲さん)1東北行「自然学校とは?」の広瀬さんの話。下記引用。

 彼は多くの人が「田舎には仕事がない」と言うけどそんなことはないんだ、と話していた。それは勤め先がない。つまりいわゆる会社のような雇用口がないだけの話で、人手が足りなくてできずにいる仕事はもう山ほどあるんだと。

 だから地域に入って、そこで暮らす人々と出会いながら、昔で言う便利屋のように働いてみればいい。彼らが困っていることをなんでも手伝ってみるといい。給料はもらえなくても、生きてゆくための食料は手に入るだろうし、信頼を得れば居場所もできてゆくだろう。

 そんな風に地域と関わりながら、ひいてはその土地の魅力や資源を外の世界にも伝えてゆくのが自然学校なんだ、と話していた。

 これぞ、田舎での働き方の基本でないだろうか。給料や金銭的な対価を求めて、田舎で働いても、今の生活と何ら変わりない。田舎ではお金ないのだから、そういう給料第一優先で探してもうまくいかないかな。いかに、田舎で人手が足りなくてできずにいる仕事に携われるかが、田舎暮らしの一つのポイントになるだろうか。まるみデパートさんをきっかけに、家探しを始めようとしているが、田舎では人一人とのつながりそのものが、田舎社会での暮らしを大きく左右すると思う(松戸など都市圏のように、匿名性のある社会でない)。そういう意味では、もう既に田舎暮らしはネット上で始まっているともいえる。