2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

武道論(内田樹)からの学び ~ノイズが消える方向へ~

内田先生の武道論からの学びをここに残しておく。 「ノイズが消える方向へ」 武道では、「座を見る、機を見る」ことがたいせるである。「座を見る」というのは「適切な位置取りをする」ということ。「機を見る」というのは、「適切な頃合いを見計らう」とい…

武道論(内田樹)からの学び ~同期する技術~

内田先生の「武道論」からの学びをここに残しておく。 「同期する技術」 すでに同期を果たしている個体は同期の誘発力が強い。同期現象は「感染」する。蛍の集団発光でも、誘発者の周りから同期が始まってやがてそれが全体に広がる。局所的な同期が全体に「…

武道論(内田樹)からの学び ~離見の見~

内田先生の武道論より、学びの記憶として残しておく。 「離見の見」~能の稽古と感受性の高い身体への訓練~ 能では「離見の見」ということを言う。シテが自我から離れて、他者の視線で自分の舞や謡を観察する心得のことである。主観のことを「我見」という…

武道論(内田樹)からの学び ~日記を書くこと~先手・後手~

内田先生の武道論より、学びの記憶として残しておく。 「言語の生成と武道より」 私にとって「書く」とは、「まだ言葉にならないこと」を言葉にする位相転換の作業のことであって、そこが一番楽しいのである。今私が書こうとしているのは原理的には「私の理…