会社が仕事を売っている。私は、対価として「時間」「いのち」を支払っている!?

西村佳哲氏の「自分の仕事をつくる」を読んでいて、ハットする事が書いてあったので、忘れないように書置きしておきたい。

3.「ワークデザイン」の発見~私たちは「仕事」を買いに会社へ通っている~より抜粋。

人は能力を売るというより「仕事を手に入れる」ために、会社へ通っている。そんな側面はないだろうか。

首都圏のワーカーは、片道平均80分の時間をかけて満員電車に乗り、会社へ通う。決して楽とは言い難いその行為を毎日繰り返す理由は、自分の求める「仕事」が会社にあり、近所ではそれを手に入れられないことにある。

 仕事は自分を社会と関係づける重要なメディアである。日本のような企業社会では「仕事」という資源はとくに会社に集まっている。会社とは「仕事」という商品の在庫をかかえたスーパーマーケットのようなものだと考えてみる。小さな会社は、商品(仕事)の品ぞろえが少ない。大きな会社は売り場面積も広く、商品(仕事)の品ぞろえや種類も豊富だ。

 自宅に畑があり、近隣であらゆる食材が手に入るとしたら、スーパーには通わない。少なくとも依存的にはならないだろう。しかし私たちは通う。自給自足する手段を持っていないからだ。ワーカーが能力を売っているというより、会社が「仕事を売って」いるのである。

 ところで、私たちが会社から仕事を買っているとしたら、そこで支払っている対価はなんだろう。それは「時間」である。そして時間とは、私たちの「いのち」そのものである。

 これを読んで、今の仕事をいつまで続けるのか考えさせざるをえない。今のサラリーマン的な働き方ではいつまでたっても自立の道は遠い。自分の生活を自給自足できる範囲で、という働き方を確立していきたい。